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脚本家は、肉が好き。

暮部拓哉。

投稿日時:2008/12/15(月) 02:52


暮部拓哉という音楽家を、僕は全く知らなかった。

今回の仕事で初めて出会い、
ライブに行き、
作曲家としての能力の高さに驚いた。

でもまあ、そこまでは普通にまああることだ。

で、だ。


僕のとってもお気に入りの切ないシーンがあって、
今夜、満を持して
そこに使わせていただく曲に詞を載せる作業をしていた。

すると、

脚本家は、肉が好き。

僕は、涙が止まらなくなった。



ラララで歌われた曲を何度も聞き、
すぐにサビの出だしの4つの音の歌詞が決まった。

その瞬間、涙が溢れ出してしまった。


歳を取ったからか、
この仕事を始めてからか、
あんなに冷徹だった20代とは比べものにならないほど
すっかり涙もろくなった。
でもそれだけではないだろう。


サビの4音を決め、
Aメロから積み上げていく過程でも、
曲の出だし2フレーズを決めた途端、
また涙が……。


まったく作業にならんですたい!


脚本を書いている時や、
作詞をしているときに、
ほんのたまに涙が出ることがあるが、
これほど泣けたことはなかった。

これが、彼の書く楽曲の強さなのだろう。



今日の稽古でも、
新たに作詞した楽曲を暮部さんが歌うと、
俳優全員が打ちのめされたように痺れていた。
女優二人などは涙ぐんでキャーキャー言うという騒ぎようだった。

この曲は永山たかしさんが一人で歌いあげる予定だ。



暮部拓哉という音楽家を僕は知れてよかった。

こんなに素晴らしい楽曲を作れる人が、
この舞台に参加してくれたことを、
心から感謝する。



そんな涙記念日。



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