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脚本家は、肉が好き。

注入の季節。

投稿日時:2009/06/27(土) 01:10

映画「新幹線大爆破」が最高に面白くて驚いた。

1975年にあれほどの映画を撮っていたとは!ニッポン!

今パニック映画でやってることが、ほとんど全てここにあったんですね。


脚本家は、肉が好き。
アウトプットしすぎて「灰」になっているので、注入しているのです



灰と言えば。

歌舞伎座で行われた、

「灰被姫(シンデレラ)」第35回の俳優祭が、

無茶苦茶すぎて笑い転げた。

有名な歌舞伎俳優たちが、コギャルからみのもんた、スターウォーズまで、
ミニスカ金髪だわ、脱ぐわ、かむわ、歌うわ、踊るわ、グダグダだわ……。
すごい、あれ。



無茶苦茶と言えば、

森見登美彦「恋文の技術」。

ちょっと読むのに時間がかかったのが残念。

脚本家は、肉が好き。
恋文が書きたくなった。字が上手けりゃなあ……。



僕ら世代の物書き(小説家)は、

「昔から読み親しんだ村上春樹的な"あの文体"から、いかに脱することができるか」

というのが暗黙のテーマなような気がしています。



その点で、森見さんは完璧に亜空間から飛び出した作家っぽくて、僕は大好きです。

30歳代の作家で、これほどユニークなリズムで作文をする人もあまりいないなあと。

いや、森見さんは若いから、あまり影響を受けていないのかもしれんが。




そんな村上春樹さんの「1Q84」をやっと読み始めた。

1984年のわりには描写がたまに現代な気もするが、

そんなことはどうでもいいくらいすごすぎる。

無駄なセンテンス、あるいは単語すらない。

本を閉じてしばらくしても、

現実世界と本の世界とを上手く切り離せない。

そんな本、この方のもの以外にありません。


なんだか昔の作風に戻っているような気もして、嬉しいし。


大勢に読まれることが当たり前な人間にしか、

これほど落ち着いた文章は書けないんじゃないかもしれん。

デビュー作とは違う勢いがあります。



どこかこう、彼が生きてきた日本や時代を総括しようと試みているのかもしれません。

そんな気がしました。まだまだ途中ですが、読んでいて楽しいです。



楽しいと言えば、

暮部拓哉さんのライブにも行ってきました。

DUST「眠らせてくれ」が、歌詞が変わって新曲になってた!

パーカッションさん、よかったっす。


脚本家は、肉が好き。
「キメて撮ろう」と言ったのに笑顔な唄うたい。ちゃんと決めてくれている名優。



そんな記念日。

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