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脚本家は、肉が好き。

86%の確率で。

投稿日時:2009/04/27(月) 13:35

足場の解体が始まり、お天気もいいのです。


天気予報は本来、曇りという概念はなく、
「雨が降るか、降らないか」
だけを予測するもの。

ちなみに当たる確率は、07年で86%。
「いいね!信じよう!」
とも
「当たらないなあ!」
とも言いにくい微妙な数字かしらん。

当たらなかったからと言って、気象庁には何の責任もありませんが、
僕は「たいしたもんだ」と言いたい。


脚本家は、肉が好き。

降水確率100%の予報ってのは、年に2回ほどしかないそうですね。
だいたいが台風みたいです。

逆に0%という予報は、
10%刻みで1の位は四捨五入なので、
0ではなく、0~5%の幅があるようです。


狭い範囲の明日の天気で86%。
数日先になると60%オーダーまで落ちます。

そりゃそうです。
三日先で、単純計算で
86%×86×86=63% 。


それが、地球規模という巨大な範囲で、
それも100年先ともなると、当たるわけがない、というのが僕の感覚で。
もちろんこれは天気の話ではないのだけれど。

脚本家は、肉が好き。


気象学や気候学は流体力学でもあり、カオス理論でもあり、
初期値問題は避けて通れない(と思う)。

方程式に入力する"初期値"がほんの少し違っただけで、
結果がどかん!と変わってしまうという問題です。


地球規模の気候を予測するには、
過去の気候を参考にする(古気候学)のが一番で、
IPCCはコンピュータで恣意的なシミュレーションばかりしてるんじゃありません!
という赤祖父さんの主張には、なかなか頷けるものがありました。


いくつかの本を読んで僕が分かったことは、ただ一点、
「地球は今、全体としては温暖化傾向がある」
だけだったり。

地球温暖化と、エネルギー問題とを
絶対にごっちゃにしてはいけない、ということも学んだ。


人は、信じたい情報だけにアクセスするクセがあり、
その点には気をつけてはいるつもりなんだけれど、
なかなか難しいのも事実。





今日の関東地方の降水確率は0%。
窓の外を見る限り、これは信じてもよさそうです。
86%の確率で。


そんな記念日。

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