岡本貴也まとめサイト

昨日はたと気が付いた。
今回は、現場での脚本の修正がほとんどないことに。

いつももまあそんなにあるわけじゃないんだけれど
（数行削ったり、ちょっと足したりが10箇所くらい）
今回は約3万字中50文字も変更してないんじゃなかろうか。
しかもたった第二稿が決定稿なのに。

最近やっとね、脚本っていうものが少しずつ分かってきたよ。
こうやって書けばいい物ができるんだっていうのが。
それは結局、テクニックじゃなくて、気持ちの問題だってことがね。


昨日も、
角川映画に出した脚本をプロデューサーからお褒めいただいたし。


芸術は、少しずつ成長するものですね。


死ぬ間際がピークになるようにありたいものです。
僕の大好きな葛飾北斎のように。



予告通り焼肉。


今日はDUSTの稽古後、衣装の打ち合わせでした。
どうやらキャストのみんなも別で焼肉に行ったらしい。



「今回は名作に仕上がる予感がある」

というプロデューサーの言葉を信じて、

明日もまたがんばろー。

そんな記念日。

今日は一日、歌の日でした。

歌唱指導ってすごいですね！！！

先生のおかげで、みんながものすごい勢いで歌が上手くなっていくのを目の当たりにしました。

全員が全員、ぐんぐんよくなっていくなんて。

歌っている本人たちが、誰よりも喜んでおりました。

「すげえ！出る！俺、出るよ！」

「ええ！？私なにこれ！」

……みたいな（笑）。



今日はそんな音楽指導が夜に入ったので、
久々に９時台に帰宅できまして、
そして４時台に眠れるなんて、

幸せすぎます。



そうだ、明日は焼肉に行こう！



そんな記念日。

アシスタント・プロデューサーに、
「岡本氏、体調は大丈夫かい」
と聞かれ、
「自分で管理してるから」
と調子こいて答えてしまった岡本貴也です。



しかしさきほど稽古スケジュールを組み直したところ、
なんと、年内はほぼ眠れないことが判明。


バカヤロウ。


なぜあの時、
「いやー、ちょっときついっすねー」
と言わなかった！



まいっか！！


睡眠不足って、慣れるもんね！


そんなときは、矢口真里さんやら色んな芸能人の方のブログを覗くのさ。
だってみなさん、めちゃくちゃ働いてはるんやもん！
俺だってできるはずさ！
きっと出来るはずさ！
たぶん、
おそらく、
……ね？


ええもん作るには、死ぬ気でいかんとな！


そんな記念日。

暮部拓哉という音楽家を、僕は全く知らなかった。

今回の仕事で初めて出会い、
ライブに行き、
作曲家としての能力の高さに驚いた。

でもまあ、そこまでは普通にまああることだ。

で、だ。


僕のとってもお気に入りの切ないシーンがあって、
今夜、満を持して
そこに使わせていただく曲に詞を載せる作業をしていた。

すると、



僕は、涙が止まらなくなった。



ラララで歌われた曲を何度も聞き、
すぐにサビの出だしの４つの音の歌詞が決まった。

その瞬間、涙が溢れ出してしまった。


歳を取ったからか、
この仕事を始めてからか、
あんなに冷徹だった20代とは比べものにならないほど
すっかり涙もろくなった。
でもそれだけではないだろう。


サビの４音を決め、
Ａメロから積み上げていく過程でも、
曲の出だし２フレーズを決めた途端、
また涙が……。


まったく作業にならんですたい！


脚本を書いている時や、
作詞をしているときに、
ほんのたまに涙が出ることがあるが、
これほど泣けたことはなかった。

これが、彼の書く楽曲の強さなのだろう。



今日の稽古でも、
新たに作詞した楽曲を暮部さんが歌うと、
俳優全員が打ちのめされたように痺れていた。
女優二人などは涙ぐんでキャーキャー言うという騒ぎようだった。

この曲は永山たかしさんが一人で歌いあげる予定だ。



暮部拓哉という音楽家を僕は知れてよかった。

こんなに素晴らしい楽曲を作れる人が、
この舞台に参加してくれたことを、
心から感謝する。



そんな涙記念日。